確かに笑いはあくび同様うつるんです。
以前娘はヨーロッパのいくつかの国々を旅したことがあった。
「ねえ、行った中では、どこの国の人たちが一番楽しく暮らしているように見えた?」とたずねたら 「う~ん・・・、スペインかな」との返事。
「どんな時にそう思ったの?」とさらにたずねると・・・、
ある日、娘と友人はスペインのとある小さな町を歩いていた。
そろそろ夕方にさしかかったころで、町の広場までやってくると、ベレーをかぶった中高年のおじさんたちが三々五々集まってお喋りしていた。
すると、その中の一人が何か面白いことを言ったようで、おじさんたちはいっせいに笑い出した。その様子があまりにおかしかったので娘と友人は顔を見合わせて一緒に笑い出してしまったと言う。
私も経験がある。
車を運転していたら、対向車が来た。見ると乗っているのは運転手はじめ中年のおばさんばかりで、全員がはじけんばかりに笑い転げていた。
見ていた私も娘も「あのおばさんたち、すごく盛り上がっているね」と笑い出してしまった。
笑いはうつるんです。・・・・・これはほんとうだ。
下の記事は昨日夕刊(5月12日付)に載っていたもので、笑いを測る機械 aH(アッハ)測定機なるものを、関西大学社会学部の木村先生が開発した。拡大クリックしてください。
笑いがストレス解消や免疫力を高めることは、もうずいぶん知られているが、ではどれだけ笑えばいいか、という、聞いただけでも笑ってしまうようなテーマを研究している木村先生はたいそう真面目である。
木村先生は、吉本興業提供の寄付講座(というのがあるんですね)で「大阪発 笑いの科学」という、いたって学問的な講座の先生だというから、またおかしい。
で、どこが科学的かというと、笑う表情に関係する頬の筋肉、声を出して笑うとき動く腹筋と横隔膜、これに心電図などに使われる電極を取り付けて、どれくらい笑っているか地震計のようにグラフにした。
表の「大笑い」の時が最高の笑いだが、横隔膜さえ動けばOKらしい。横隔膜こそ本当におかしいときだけ震える「正直者」なのだそうだ。
そう言えば、あんまり笑いすぎると、涙が出るうえ、お腹が痛くなる。
あれは、横隔膜が活躍したしるしだったか・・。
ふふふ、と笑っただけなら、1aH(アッハ)、あっはっはとひと笑いで3aH、机に突っ伏して30秒ほど笑ったら215aH。
1秒当たり5aHが爆笑の目安なんだそうだ。
左の写真は次男からもらったアメリカの笑い人形だ。
スイッチを
入れるとくすくす笑い始め、やがてひっくり返って笑い出し、横向きになってひいひい笑い、最後は床に突っ伏して、床をたたいて、あしをばたばたさせて大笑いし、一人で起き上がって、最後にふう~・・・とため息をつく。
その間2~3分 見ている
こちらも笑いをこらえ切れなくて一緒に大笑いしてしまう。そして 最後の溜息を聞いて、また笑う。
笑った後で、お腹が痛いから、横隔膜も活躍してくれたようだ。
さきほどの木村先生の話
「年内には携帯タイプの笑い測定器もできるでしょう。『わらおっち』と名付ける予定です。『おれ、今日、あと500aHたりない』なんて。
血圧や血糖値に一喜一憂して暗い顔しているより、漫才や落語でも見て笑っているほうがよっぽど前向きじゃないですか」。
なるほど、そのうち、歩数計のとなりに『わらおっち』も提げている人を見るようになるかもしれない。
というか、発売されたらぜひ試してみたいわ。
最後に、木村先生のもう一言
「笑いはうつるんです。プレゼントはあげたらなくなりますが、笑いは人にあげると(相手が笑っているのを見ると)自分の笑いもまた増えるんです」って。
ぷっ・・・ほんとです。
笑い人形はここ
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