「人生の扉」

Frangipani_flowers  先月末から入院していた連れ合いが、昨日退院することができた。

 肝臓にがんができたためで、癌だけでは5回目の施術となる。

 太ももから肝臓にカテーテルを入れて抗がん剤で癌細胞を封じこんでしまういつものやり方だった。

 夫の癌はは肝硬変から進行した原発性で、何度も癌はできるが他からの転移ではないため、比較的性格はよい(いえ、悪性なのだけど)かもしれない。

昨日(水曜日)退院して、今日木曜日は仕事に行ってしまった。

夏休みはもう、旅行の計画を立て、といってもワクチンの関係で3泊位が限度なのだが、免疫のお医者さんは「本人が意欲を持って楽しみにしているなら、免疫力アップにつながるからそういうこと(旅行など)はさせてあげてください」とのこと。

担当の先生も「自分の祖母は肺がんで、手術をしてもとりきれませんでした。でも、ワクチンを打ちながら、15年生きていますよ」と励ましてくださった。

聞くところによると、今夫がワクチンに通院している病院は、元日でもお盆でも、ワクチン患者の為には年中無休で、大変良心的な病院なのだった。

癌があっても押さえながら、なんとか普通の暮らしができているなら、以前も書いたように、夫の場合は二病息災でこれからもやっていけると思う。



昨年、娘のところを訪れた際、娘がある歌を紹介してくれた。

それはTVでも流されて結構評判になったらしいが、私は知らなかった。

娘が「お母さんにぴったりの歌よ」と言う。



竹内まりやの「人生の扉」。


そして「きっとお母さんの気に入ると思った」と笑った。

この歌は癌患者だけでなく、周囲の人も励ましてくれるのではなかろうか。

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おばさんたちの同窓会

Forest_flowers  少し前のことになるが、昔のご近所の奥さんたちと久しぶりに会って、旧交を温めあった。7人が集まれた。

 子育てにみんな忙しい頃だったので、お互い助け合って仲良く暮らしてきた。

 病気の人がいれば食事を届けたり子供を預かったり、留守なのに雨が降ってきたら洗濯物を取り込んであげたり、足りないものは融通しあったり、お姑さんとうまくいかなかったら愚痴を聞いてあげたりして、長屋のようなお付き合いだった。

 時は流れて・・・、私のように何人かは引っ越したり、そのまま住んでいる人、代替わりして子供を住まわせている人・・・私たちはさまざまに変わった。

 人生にはつらいことや悲しいことがつきものだけれども、もう乗り越えてきたのか、突き抜けたような笑い声が、私たちの周りに広がっていた。




 一人はご主人を亡くして、母ひとり娘ひとりになっていた。

 わたしも後から知ってお悔やみにうかがったが、その時はものすごく心細そうだったのが、なんとか立ち直っていた。

 離婚した人も二人いた。

 うちなんかよりずっと夫婦仲が良くて、幸せを絵に描いたような家庭だと思っていたのに、二人とも旦那さんのほうに愛人ができて熟年離婚になってしまった。大変だったろうと思うが、子供たちを結婚させてすっかり落ち着いていた。(うちだったら・・・やっぱり離婚よね!)追記

 一人は乳がんになったが、克服してとびきりの笑顔を見せてくれてうれしかった。

 いつまでも、健康でしあわせで、と願うけれど、また、現在の普通の生活が続くのが当たり前のように思ってしまうけれど、もろく崩れ去ってしまう場合もある。

 それぞれのいろんな思いで、3時間ぐらいおしゃべりして尽きなかった。

 また、会いましょうね、今度ツアーでも計画しましょうか、とたくましいおばさん達の話はさらに延々と続いたのでした。

なんだか未亡人になっても、楽しく暮らせそうな気分になってきました。ゴメン。追記2

 

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車のハナシ

Photo  先日、我が家に届いた「JAF MATE」。

 表紙がいつもセンスが良くて、楽しみにしている。

 発行部数もすごいんだろうな。

 どのページも役に立って面白いが、とくに読者の「おたより王国」やユニーク標識、やくみつるの漫画、「危険予知・このとき、あなたは何に注意しますか?」など、とても興味深く読んでいる。

 

読者の投稿を読むと、ホントのようなウソのような信じられないような面白い話がたくさん載っている。

いつだったか、忘れられない読者の投稿は・・・。

自分が運転している車に自分が轢かれたこと!

バックする時、運転席のドアを少し開けて、そこから後ろを見ながら下がっていったら、体が傾きすぎてドアから外へ落ちてしまった。

そのまま車はバックしてきて、車の前輪に轢かれてしまった、という話。

そんなこともあるんですね。w(゚o゚)w

私も車については時折面白い出来事に出合う。

① まだ路上教習をうけていたころ。

いつもは結構車が通る道路なのに、来るべき対向車が全然来ない。

Photo 教官も「あれ、対向車が全然来ないなあ」と不思議がって、そのまま走って行ったら・・・

←こんな光景とすれ違った。

2頭のワンちゃんたちがゆうゆうと並み足で車道をランニング中。

轢くわけにもいかず、後ろは車がずーっと数珠つなぎだった。

教官と一緒に笑ってしまった。





② 携帯で話しながらの運転は違反だがよく見かける。

  ある時、トラックの運転手を見て驚いた。

  携帯でしゃべりながらバックしていた!




③ 朝、ゴミ出しに道路へ出たところ、向こうから一台の車が走ってきた。

  私くらいのおばさんが運転しており、助手席には息子らしい青年が乗っていた。

  背広にネクタイを締め、手にはお皿を持っておにぎりを食べていた。

  きっと寝過ごして母親に駅まで送ってもらう途中で、でも食事もきちんとという 親心なのだろう。

  その気持ち、ものすごくよくわかった。 (ノ_-。)

   

④ 多分、教習所で聞いた話だと思うが・・。

  若夫婦が車で事故を起こし、幸いけがはなかったが車を破損したので修理 工場へ持ち込んだ。

  工場で車体が高く持ち上げられた時、夫は車のタイヤに若い女の人の顔  がぼうっと浮かんだのを見た。

  ぎょっとすると、同時に妻のほうもギャッと叫んだ。まったく同じものを見たのだという。

  どちらか一人なら気のせいで済むかもしれないが、二人同時に見てしまったので、気味悪くなって車を手放してしまった。

  ちなみに、その車は中古車だったんですって。

 
⑤ 昔、学生だったつれあいは車で旅行中 車を盗まれた。出てこないま就職し、別の土地へ移ったら、
そこで警察に呼ばれた。

  窃盗団がつれあいの車を使って悪事を働いていたところつかまり、車が戻ってきたのだった。

wink 車ひとつでも、いろんなことがあるものです。happy02

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文語体

Photo 少し前のことになるが、いつも夜小さくつけておく「ラジオ深夜便」から、おもしろい放送が聞こえてきた。

今や風前のともしびの文語体を、そうはさせじ、再認識してもっと広めよう、という人の訴えだった。

平安時代に形が整えられた文語体は、漢文やラテン語にも匹敵すると熱弁をふるっておられた。

その方は「文語の苑」というグループを作って文語体を使ってさまざまな実践をしているのですって。

言文一致の、もちろん戦後教育の私は、文語体の文章を読め、文章を書けと言われてもできない。

でも、考えてみると、私たちの生活には、時々文語体がひょっこり顔を出す。

たとえば 「この先 立ち入るべからず」「かなわぬ恋」とか、さっきの「そうはさせじ」とか使われることがよくある。

昔、小学校で習った歌でも 「みなと」も「夏は来ぬ」も「仰げば尊し」も「浜辺の歌」もみな文語体だった。

誰もがよく知っている「「春の小川」は口語体で歌ったが、文語体で、とウィキペディアで検索したらちゃんと出てきてちょっと感動した。



              春の小川

        春の小川は さらさら流る

        岸のすみれやれんげの花に

        においめでたく色うつくしく

        咲けよ咲けよと ささやくごとく

        春の小川は さらさら流る

        えびやめだかや小ぶなの群れに

        今日も一日 ひなたにいでて

        遊べ遊べと ささやくごとく


         春の小川は さらさら流る

        歌の上手よ いとしき子ども

        声をそろえて 小川の歌を

        歌え歌えと ささやくごとく


この歌が3番まであったとはあったとは知らなかった。

さらに、「ささやきながら」と「ささやくごとく」では意味が微妙に違っているし。

よく言われることだがだが、文語体はリズムがよくて格調高いような気がする。

「文語の苑」の人たちが言うように、もう日常には使えないが、捨て去ってしまうにはやはりもったいないやうだ。

「文語の苑」のなかに樋口一葉の作品を朗読してくれるコンテンツがあるので、暇のある方は聴いてみてください。「樋口一葉作品 ひとり語りーー熊澤南水」というもので、思わず聴き入ってしまった。

樋口一葉の作品を読んでみようとは思わないが、朗読なら聴ける。そして、素晴らしい。

文語体というのは確かに声に出して読み、耳で聴いてみるものなのだなと思った。

最後に、大正時代に10歳の少年が書いた日記から紹介する。

この辺の方言で「おらっちのヨー」などと普段しゃべっている子どもが、文語調で書くとこんな風に表現するんですよ。



        八月 二日 (金曜日)(晴)

      朝 起きて少したつと 昨日と同じく養蠶の手傳をし、

     それよりは きまり學問なり。

     又は雜誌を讀みた。

     雜誌は幼年世界 小學生との二冊だ。

     中々面白き事かゝれたり。




       八月 七日 (水曜日)(晴)

     今日 七夕にして僕は晝より遊びに行きたり。

     天氣にかはりなし。

     僕は幼年世界の考へ物判じ繪を

     雜記帳へうつし取りたり。

     美しき七夕の紙、赤黄青紫まだらの色に

     字書きて庭へぼんやりさしておく。

     まことに美しけり。       

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おめでたが重なって

168_6821_2 この木は「鳳凰木(ホウオウボク)」。

ナンヨウザクラとも言って、真っ赤な花がいま盛りだった。車の中から撮ったので光が反射しているが。


忙しかった企画展の仕事が終わったので、わ~い沖縄だ、と遊んで帰ってきたらPCが故障していた。

そんなでちょっとご無沙汰いたしました   o(_ _)oペコッ

さて、沖縄では、孫娘の誕生日、次男の誕生日、長男家の新築祝いで、家族全員がまた集まることができた。

では、トピックス風に。

◎ 渡倶知ビーチ

168_6801 読谷村のこのビーチは観光コースに入っていないのでいつもすいているのだと聞いた。

ほんとにのんびりして168_6803 、次男は命の洗濯をしているようだった。

梅雨時なのに、よく晴れて湿気は少なく磯風は涼しく、お弁当を食べながら家族全員ぼぉ~っとしていた。

写真の子供は孫で、オレンジ色のズボンは長男。(クリックしてね)

Photo_3 潮の引いた磯を歩いていくと(写真で緑色に見えるところ)左の絵のように、真っ黒いナマコがうじゃうじゃ生息している。

乾いた岩の上にもとぐろを巻いていて、孫娘は「怖い」と言うし、私は怖くないけど「気持ち悪いねー」と笑った。

でも、ここはお薦めのビーチです。



◎ 保育参観167_6787

息子宅から見た景色。遠くに海が見える。

朝、家の前にいたら、部活らしい男子中学生が通りかかって「おはようございます」と挨拶してくれた。

うちのほうではめったにないことなので、びっくりして「あ、おはようございます」と挨拶を返したが、気持ちよかった。

孫の幼稚園の保育参観日で、私たちおじいおばあも、ちょっとのぞかせてもらった。

同じ年齢が4クラスあって、1クラス35人もいてにぎやかだった。

孫の友達はたいてい何人かのきょうだいがいて、こちらは確かに子供が多く目に付いた。やはり子供の数が多いのは、元気が出ていいものです。



◎ おみやげ

168_6835_2 これは「バクダン」と言ってTVの「ヒミツのケンミンショー」でも紹介されたと言う。

嫁がとてもおいしいからぜひ買ってみて、と勧めてくれたので、牧志公設市場で買った。

かまぼこの中に炊き込みご飯や赤飯が入っていて「わっ、おいしい!」。

昼ごはん代わりに、小腹がすいたときなどこれはお薦めです。

168_6837_2 パイナップルが近所の果物屋で1個158円で売っていたのでたくさん買ったが、自分がもって帰るのを忘れていた。(。>0<。)

この写真はその中の「スナックパイナップル」という小さなもの。

とうもろこしの粒を手でもいで食べるように、つぶつぶを指でとって食べるのだ。これも甘くて、珍しかった。

Scan10002

 ◎ 最後に

 孫への誕生日のプレゼントはこれ。

 999円のイルカの風船だ。

 いつも両親にねだって買ってもらえなかった風船で、私も親だったらこんな高い風船は子供に買わない。

 でも、孫なので、しかもこんな安い(笑)プレゼントなので、喜んで買ってやりました。

 祖父母思いの孫です。

※ ビーチの名前を間違えたようで「渡倶知」ビーチが正しいようです。訂正しました。 

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私の年金

Img_6774_4  2年以上かかった私の年金問題が今日 やっとすべて解決した。

 原因は、国の年金行政がタコツボ型で、国民年金・厚生年金・共済組合が、お互い横の連絡を取り合わないところから起きたのだった。

 20年ほど前、専業主婦 →勤務① →専業主婦 →勤務② を繰り返した私は、面倒くさくてもその都度、きちんと手続きをしてきた。

はずだった。

それなのに、一年間の未納期間があるといわれて驚いた。

そのうち4ヶ月間は国民年金加入がわかり、、去年のうちに解決した。

残り8ヶ月間はまだ未納のまま解決していなかったのだ。

①の期間は厚生年金に加入していたのに、同じ所に勤めていて②の期間の記録がなかった。

厚生年金事業団に問い合わせて、半年以上たってから返事が来た。

「どこを探してもあなたの記録は見当たりません」。

当時の給料明細を保存してあった私は納得がいかず、第三者委員会に「異議申し立て」を行うべく書類を用意した。

そのとき、ふと社会保険事務所の職員が「あなたの記録は別の機関にはいっているかもしれません」と漏らした言葉が解決の糸口だった。

別の機関?   え?   どこ?



少したってから、共済組合から「あなたの年金記録」が送られてきた。そこには行方不明だった8ヶ月間の私の記録が記載されていたのだ。

何度も保険事務所に足を運んで時間を費やした結果、やっと未納期間が解決し、一安心した。



それにしても共済組合にはひとこと文句を言わなければ気が済まない。ヽ( )`ε´( )ノ

これだけ年金問題が騒がれて久しいのに、「ねんきん特別便」より1年も遅れての連絡である。(間違いないか確認して同封の書類を必ず返送してください、と書いてあった。笑っちゃいます(´,_ゝ`)プッ)

探し回っていた記録がそんなところにあるなんて思いもしなかった。

今の年金制度をそんなことがないように一元化する、という構想があるようだが、さてどうなることだろう。

先細りする年金が、今の若い人たちにも希望が持てるように改革していくのは、並大抵のことでは進まないだろうなあ・・・。( ̄○ ̄;)!

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鳩山のネクタイ 岡田のネクタイ

民主党代表選をテレビで見た。(以下敬称略)

今までうんざりする政治劇ばかり見せられてきたので、少しは期待を持てそうかな・・・・。

結果はご存知の通り、鳩山由紀夫が勝ったのだが、なかなか見ごたえ、聴き応えのある鳩山、岡田、両者の演説だった。

終わってみればテレビや新聞では、評論家や解説委員達がいろんなことを言ったり書いたりしていた。

いわく、出来レースである、緊張感がない、小沢が陰で院政を敷く、小沢反小沢で党は割れる、・・・等々。こういうことはその道の方たちにお任せしよう。

私は一有権者に過ぎないから、政界政局の裏事情はまったくわからない。

しかし、討論を見ていた限りでは、両者とも非常に真面目で、同じ党だからそれほど違いはないが、ただ、消費税については「現在は論議する必要がない」と言う鳩山と、「年金改革するなら議論が必要になる」とする岡田が違いを見せた。

ワンフレーズ、派手なパフォーマンス、キャラが立つ、といった受け狙いの雰囲気とは距離を置いている印象を受けた。

私は支持する政党がなく、無党派であるけれど、無関心というわけでもない。

これまでの政治状況にほとほと嫌気がさすけれど、誰がやっても同じ、と虚無的にもなっていない。

選挙は、自治体のどんな小さな補選でも投票に行くし、どうしても入れたい候補がいないときは、投票所に行って白票を投じている。

何度も棄権している夫とは真面目さが違う。

 

Photo_2 さて、民主党代表選当日の両者のネクタイについて。

 ネクタイと政治演説とは何の関係ないが、何しろ華やかさがない場面なので、自然ネクタイに目が行く。

 最初に思ったのは「わっ、ふたりとも上等のネクタイをしているわー」。

男性はみな同じようなスーツだから、色味で言えばネクタイぐらいしか個性やセンスを表現できない。

アメリカの大統領は「赤」で力強さを主張するそうで、そういえばパープーブッシュも赤いネクタイをよく締めていた。あまりよい趣味とは言えなかったが。

で、論戦ではわずかに岡田がいいと思ったが、ネクタイ勝負は鳩山の勝ち。

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春の絵日記

Photo_2

 左の絵は、私が仕事に飽きて顔を上げると、いつも窓外に見える景色だ。

 刈られた麦畑の向こうは崖になっており、崖下には雑木林が広がっている。

 さらに林の向こうは以前はサギが飛んでいた田んぼだったが、今は工場と倉庫群になってしまった。

畑の境にちょんちょん並んで見えるのはお茶の木だと思っていたら、マサキだと最近気がついた。

新芽が出て黄色く輝いてかわいらしい。

正面にはキヅタがびっしり絡まった木がある。私がひそかに「こずえさん」と呼んでいるクヌギの大木だ。若葉のころはこうして風に枝先が揺れ、いつも林の歌を歌っている。「こずえさん」はマイツリーである

隣の黒っぽい木はカシの木で、近所の小学校の児童達の観察木だ。幹に誇らしげにIDカードを下げている。秋になると地面にばらばらと大量のカシの実をふるい落とし、その上を歩くと、靴を履いていても足の裏がくすぐったい。

晩秋の林が好きだが、春になるとやっぱり春の林もいい

Photo_3   先週の日曜日は「母の日」だった。子ども達がささやかに祝ってくれた。

 週あけてから、娘が「ちょっと遅れちゃってごめんね」と、左のミニトートバッグを送ってきてくれた。

 写真でもよかったのだが、可愛らしいバッグだったので絵に描いてみた。

靴の革の余ったところを利用して、ヨットや碇のアップリケ、ボタンのあぶくを付けて夏らしいできばえ。さらに余った革でキーホルダーを作ってくれた。ホルダーには昔使っていた布地のゴリラが縫いつけてあった。

お弁当と箸箱、小さなペットボトルがすっぽり入って、早速次の日には職場に持っていってプチ自慢してしまった。




Photo_4  さて、左はなんでしょう。

 取り壊された農家の納屋から出てきて、この前寄贈されたもので、明治時代の近衛兵が儀典があるときに着用した制服だ。帽子や靴などは無かった。

 虫食いの穴だらけ、ほこりまみれでぼろぼろ状態だったのに、絵のうえではちゃんと修復しておいた(笑)。

 肩には金モールを取り付けるための小さな穴が二つ付いており、どんな形のモールかは分からないので金色だけ塗ってみた。

 この制服の裏側には「騎兵第○連隊 第○中隊 明治三十年製作」などと印刷されている。

ズボンの前についたかぎホックを虫眼鏡でのぞくと、こんな小さな金具にも花摸様が刻まれており、驚いたことに、ホックにもズボンのボタンにも「MODE DE PARIS」と刻印があった。

考えてみれば明治維新からわずか数十年、まだ日本人のほとんどが着物を着ていた時代、洋服は珍しく、この制服も指導を受けながら一生懸命女工さん達が縫ったのだろうと想像した。とても丁寧に縫製されていて感心する。

たまたま、司馬遼太郎原作「坂の上の雲」の予告編をテレビで見た職場の友人はこの制服を見て、「日露戦争の兵隊さんたち、このズボンと同じのをはいていたわ!」とちょっと興奮気味に話していた。

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うさこちゃんとともに

Img_6745 埼玉県立近代美術館に行くのは3度目になる。

 今回は 特にだれのアート というのではなく、「うさこちゃん びじゅつかんにいく」という絵本をヒントに、子どもも大人も同館所蔵のアートを楽しもう、という企画だ。

Img_6747

 最近、動物園でも水族館でも博物館でも、展示物そのものより見せ方に工夫をこらすところが多くなった。

 旭山動物園が先鞭をつけた形で 全国に影響を与えている。



Img_6748 この企画は三部門で構成されていて 

 ① 見てみよう うさこちゃんの質問や感想に沿ってアートが展示

 ② 考えてみよう ディック・ブルーナの作品展示

 ③ 作ってみよう ブルーナさんの方法でぬり絵や切り絵をやってみようコーナー

となっている。

Img_6752_2  うさこちゃんが「ほんものそっくりね」と感心する具象画や細密画やオブジェから、「この絵 どこから見るの?」「わあ、いろがきれい」と驚く抽象画まで、初心者の私も うさこちゃんと同じ質問や驚きで 作品を楽しむことができた。

 うさこちゃんの質問や感じ方は、はブルーナさん自身の幼い時のものなのだそうだ。
 

 また、ブルーナの作品展示では うさこちゃん、くまのボリス、ぶたのうたこさんシリーズの原画、ブルーナさんがその表紙デザインを手がけた数々のペーパーバックス、ポスター、よく知られた「ふみの日切手」の原画、作成方法・・・があった。

Img_6750  シムノンの「メグレ警視シリーズ」表紙などとくにしゃれていて、どれもこれも持って帰りたい気持ちになった。

 Img_6758 作ってみようコーナーでは、何組かの親子連れがブルーナのぬり絵、切り絵に取り組んでいた。

 私も仲間入りしたかったが、1人では(私らしくなく)ちょっと恥ずかしくて、孫娘用と自分用にキットをいただいてきた。

 色紙はブルーナカラーとしてよく知られている右の色々だ。Img_6762_2

 ブルーナさんは自分の子どもにお話してあげようと「うさこちゃん」を思いついたそうだが、長い間 世界中の子ども達に愛されて、今では「うさこちゃんのおじいさん」になったような気分なのだそうだ。

 うちの子供たちも「うさこちゃん」で育ち、本人はもう忘れているかもしれないが、入院していた2歳の娘のそばでも「うさこちゃん」を読み聞かせた。

 夫はそのときのことを思い出すと涙が出てくるという。

 あのはっきりした単純な線と形、ブルーナカラーの愛らしいうさこちゃんは、これからも愛され続けてゆくだろう。

 美術館を出たとき、ちょっとしあわせなおばあさんになっていた。

※ 写真は拡大してね

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セピア

Img_6739_2  早いもので、明日からもう五月である。

 一日は母の96歳の誕生日だが、私の出勤日なので今日実家へ行って、お祝いをしてきた。

 庭で摘んだ花と小さなケーキ、あまりにもささやかなお祝いだが喜んでくれた。

兄も来ていて、いろいろお喋りに花が咲くうち、やがていつものパターンで、兄も私もお小言をいただく。 (u_u。)  しょげるふりをしておく。 


帰ってから古いアルバムを出してみた。

             写                       ←昭和20年代の写真だ。

                                     母は老けて見えるが、まだ30歳代。

                真                        そばにいるのは4歳くらいの 「くるよちゃん」だ。

                                     あまり褒めてくれないこわい母だが、このときはにこやかに笑っている。                          

 そして、私の手を引いてくれた母の手を、今は私がひいている。

 ※ この写真は母に断っていないので(言っても分からないと思うが 笑 )、少したったら消去します

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